2014年7月13日日曜日

・アンモナイトとオウムガイの分かれ道

今からおよそ6600万年前に恐竜を含んだ多くの生物が絶滅した理由は、色々言われてますが、今年の3月に『ネイチャージオサイエンス』に千葉工業大学の大野宗祐上席研究員さんは、隕石衝突による強い酸性雨が、生物を溶かしたという説を発表した事は話題になってたようです。

なんでも、隕石が衝突したメキシコのユカタン半島には硫黄がたくさん含まれた岩石があったそうなんですー。今もあるそうですが…


今まで、何故アンモナイトは絶滅して、オウムガイは絶滅しなかったのか?って疑問もありましたが。

アンモナイトは生まれたての頃は2ミリ位で海にうかんでたそうです。一方オウムガイは2センチで孵化し、最初から海底にいたらしいので、酸性雨の影響をあまり受けず、絶滅を免れたっていう説明も、なんだか辻褄が合うような…


この時、海洋生物が種のレベルで80%も絶滅したという事だから、そりゃあ凄まじい事が重なって起こったんだと想像はできます。

地球の歴史には、驚くべきことが沢山あったんだろうけど、そのうちのほんの少ーしを人間は、あーでもないか、こーでもないかと思いを巡らせてる。

そして時折新しい説が古い説を塗り変えていく。

でもある意味そんな昔の事をそこまで研究できる人間って何者?すごい!とも思う。

自分はそんな宇宙空間の小さい点で、今という一瞬を生きてるんだ〜と、掌の上のアンモナイトを見て思ってみたりします…

★写真はマダガスカル産アンモナイト。真珠虹彩♪


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