2014年2月4日火曜日

●鞍馬の火打石

これは何でしょう?

これは京都鞍馬のチャートっていう石です。

これを下写真の火打ち金でこすると火花が出ます。

上手にするとですね、火花がチカッとなるのです。

ちょっと練習が必要です。。。

時代劇じゃないですが、いってらっしゃいませませ。。。

ってチカチカってすると、

家族が無事に帰ってくる願掛けになるとか。。。‘▼‘♪




この火打石、なんでも古事記にも登場しているらしく、

ヤマトタケルノミコトが伯母のヤマトヒメから授かった

火打道具を用いて難を逃れた話があるそうです。。。


歴史感じますね。





そもそも『火』っていうのは、清めるって意味があるようで

京都鞍馬の火祭りや、八坂さんのおけら参りなんかも火が関係しているのは

その為なんでしょうかね。

灯篭流しとかも火ですし、五山の送り火も火。その炭は厄除けとして戴く方も多いです。

炙り寿司は、細菌からのお清めですし、

お仏壇のろうそく、お線香も火です。

教会のキャンドルライトサービスも火です。

そういえば、かつての職場の師匠も、山道で迷って もののけに騙されかけたところ、

たばこの火のお陰で、帰り道が見つかったっていうようなお話していたっけ。。。



ま、そんなこんなの火打石も、うちで扱ってますので、興味のある方は御一報下さいね♪


さて、鞍馬といえば 鞍馬温泉の露天風呂 なかなか趣あります。

紅葉の季節、サクラの季節なんかに、

ささーっと日帰りでお風呂入りに行くと、

なんだか日常と違う時間が流れて、

細かいことどーでもよくなるような感覚になりますネ。きっと。
  

最後になってしまいましたが、石を扱ってる身として、

チャートについて少しは語らなくちゃってことで(汗)

チャートって堆積岩の一種で 放散虫なんかの海の化石が海底に堆積してできた岩石なんです。

ってことは2億年まえのジュラ紀の生物でできた化石で

カチカチって無事をお祈りしているわけか。。。(複雑)


火打石ってチャート以外でも、ヒスイメノウなんかも使われるのですが、

うちで扱ってるのは、このチャートなワケです。笑


人間って長ーい長ーい歴史を持つ地球の上で、

一瞬の今を生きてる生き物なんだな~って思います。

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