これは京都鞍馬のチャートっていう石です。
これを下写真の火打ち金でこすると火花が出ます。
上手にするとですね、火花がチカッとなるのです。
ちょっと練習が必要です。。。
時代劇じゃないですが、いってらっしゃいませませ。。。
ってチカチカってすると、
家族が無事に帰ってくる願掛けになるとか。。。‘▼‘♪
この火打石、なんでも古事記にも登場しているらしく、
ヤマトタケルノミコトが伯母のヤマトヒメから授かった
火打道具を用いて難を逃れた話があるそうです。。。
歴史感じますね。
そもそも『火』っていうのは、清めるって意味があるようで。
京都鞍馬の火祭りや、八坂さんのおけら参りなんかも火が関係しているのは
その為なんでしょうかね。
灯篭流しとかも火ですし、五山の送り火も火。その炭は厄除けとして戴く方も多いです。
炙り寿司は、細菌からのお清めですし、
お仏壇のろうそく、お線香も火です。
教会のキャンドルライトサービスも火です。
そういえば、かつての職場の師匠も、山道で迷って もののけに騙されかけたところ、
たばこの火のお陰で、帰り道が見つかったっていうようなお話していたっけ。。。
ま、そんなこんなの火打石も、うちで扱ってますので、興味のある方は御一報下さいね♪
さて、鞍馬といえば 鞍馬温泉の露天風呂 なかなか趣あります。
紅葉の季節、サクラの季節なんかに、
ささーっと日帰りでお風呂入りに行くと、
なんだか日常と違う時間が流れて、
細かいことどーでもよくなるような感覚になりますネ。きっと。
最後になってしまいましたが、石を扱ってる身として、
チャートについて少しは語らなくちゃってことで(汗)
チャートって堆積岩の一種で 放散虫なんかの海の化石が海底に堆積してできた岩石なんです。
ってことは2億年まえのジュラ紀の生物でできた化石で
カチカチって無事をお祈りしているわけか。。。(複雑)
火打石ってチャート以外でも、ヒスイやメノウなんかも使われるのですが、
うちで扱ってるのは、このチャートなワケです。笑
人間って長ーい長ーい歴史を持つ地球の上で、
一瞬の今を生きてる生き物なんだな~って思います。
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